パタゴニア日本支社は、劣化が進む日本の沿岸生態系の再生を目指し、新たな挑戦となる「Ridge to Reef(リッジ・トゥ・リーフ)」プロジェクトを始動します。本プロジェクトは、環境省との協定に基づき、同省が推進する「戦略的『令和の里海づくり』基盤構築支援事業」と連携し、陸域と海域を一体的に捉えるアプローチで、持続可能な海洋環境の実現に貢献します。
この協定締結およびプロジェクトの始動を記念し、シンポジウム「Ridge to Reef: Restoring Our Ocean -流域思考でひらく海洋再生の道-」を開催します。今回のシンポジウムでは、本事業の概要をお伝えするとともに、基調講演や対話を通じて、ダイナミックな流域のつながりに意識を向けた沿岸域再生の視座を探ります。
■開催場所
紀尾井カンファレンス(永⽥町駅直結、⾚坂⾒附駅より徒歩1分 )
〒102-0094 東京都千代⽥区紀尾井町1−4 東京ガーデンテラス紀尾井町 紀尾井タワー 4階
■参加費
無料(事前登録制)
※申込締切 2025年7月10日(木)
■お問い合わせ
パタゴニア カスタマーサービス(Tel.0800-8887-447)
■主催
パタゴニア日本支社
■協力
環境省
■プログラム
オープニング
・開会挨拶/趣旨説明:マーティ・ポンフレー(パタゴニア日本支社 支社長)
・祝辞(ビデオメッセージ):エイミー・T・ゴンザレス(東アジア海域環境管理パートナーシップ(PEMSEA)事務局長)
協定書署名式
・プロジェクト・事業説明
パタゴニア日本支社:「Ridge to Reef プロジェクト」柳谷牧子(パタゴニア日本支社 オーシャン イニシアティブス ディレクター)
環境省:戦略的「令和の里海づくり」基盤構築支援事業 水谷好洋氏(環境省 海洋環境課長)
・署名式
パタゴニア日本支社:マーティ・ポンフレー(パタゴニア日本支社 支社長)
環境省:浅尾慶一郎氏 (環境大臣)
記念シンポジウム
・基調講演
「流域という視座 つながりのダイナミクス ー大山での試みー」大原徹氏(一般社団法人Bisui Daisenn 代表理事)
コロナ禍を機に新たな生き方を模索し、仲間と共に一般社団法人Bisui Daisenを設立された大原氏。自然、歴史、文化、精神性が交差する鳥取県大山のダイナミックな流域を舞台に、「身体を通した学び」を通じて地域の魅力を発信しながら、流域の視座を内包した生き方を伝えています。
「共創する流域治水」島谷幸宏氏(熊本県立大学 特別教授)
九州大学大学院修了後、国土交通省や土木研究所を経て九州大学教授を歴任された島谷氏。現在は熊本県立大学特別教授として、「流域治水」を軸に持続可能な社会の構築に取り組み、地域と連携した自然共生型の川づくり・地域づくりを推進されています。河川工学・自然再生・合意形成を専門とし、実践と理論の両面で国内外に大きな影響を与え続けています。
・ダイアログ
島谷幸宏氏、大原徹氏、柳谷牧子
・パネルディスカッション
「沿岸生態系のレジリエンスと流域、そして社会システム」(仮題)
クロージング
・閉会挨拶:マーティ・ポンフレー(パタゴニア日本支社 支社長)