学校の理科の授業で習ったダーウィンの「適者生存」やドーキンスの「利己的な遺伝子」などのイメージから、とっつきにくい印象のある方も多いかもしれない生物界のお話。とはいえ、自然の一部として存在しているからこそ生きることができる私たち人間は、私たちを取り巻く自然との関係を知る必要があります。このブックツアーでは、指南役の深澤遊さんによるわかりやすい解説とともに、パタゴニア・ブックスの最新刊『互恵で栄える生物界』を読み解いていき、自然界におけるわたしたちの居場所と使命を学ぶことで、これから歩む道に待ち受けているであろう苦難をなくすためのヒントを探っていきます。
※イベント中、ソーシャルメディアでの投稿を目的とした撮影をさせていただきます。
※開始、終了時間が前後する場合がございます。あらかじめご了承ください。
■開催場所
パタゴニア 東京・ゲートシティ大崎
〒141-0032 東京都品川区大崎1-11-1 ゲートシティ大崎 文化施設棟
■参加費
無料(事前予約制)
■お問い合わせ
パタゴニア 東京・ゲートシティ大崎 03-5487-2101
■スピーカー
深澤 遊(ふかさわ・ゆう)
1979年、山梨県生まれ。信州大学農学部卒業、京都大学大学院農学研究科修了。博士(農学)。
日本学術振興会特別研究員(京都大学)、森林組合職員(和歌山県)、財団法人トトロのふるさと財団職員(埼玉県)を経て、東北大学大学院農学研究科准教授。専門は森林生態学。特に枯死木を分解する菌類群集とその生態学的な機能に注目して、ナラ枯れ・マツ枯れといった樹木の大量枯死や気候変動との関係を研究している。東北の森に住みつつ、枯木を訪ねて世界中の森をめぐり、登山、サイクリング、生き物のスケッチ、ジェンベ演奏などを好む。
著書に『枯木ワンダーランド』(築地書館)、『キノコとカビの生態学』(共立出版)など。